地元牛乳でチーズ作り 富士宮、上野小児童が体験

 富士宮市立上野小は、「七富チーズ工房」を同市下条で営む高木宏昭さん(29)を招いた体験講座を同小で実施した。総合学習(富士山学習)で地域の魅力を学んでいる3年生約30人が参加し、高木さんのチーズ作りに掛ける思いに触れ、モッツァレラチーズ作りに挑戦した。

チーズ作りに挑戦する児童=富士宮市立上野小
チーズ作りに挑戦する児童=富士宮市立上野小

 高木さんは富士宮に移住してチーズ工房を開業した経緯を説明し工房で製造販売しているチーズを紹介した。「朝霧高原の風景が伝わるような笑顔になるチーズを提供していきたい」と語った。体験では上野地域で生産された牛乳を使ったチーズの原料(カード)を用意した。チーズの製造では衛生管理に最大限注意を払っているとし、「片付けまでがチーズ作り」と伝えた。
 児童は熱々のチーズの原料を伸ばしたり、丸めたりして思い思いの形に整えた後、冷やしてモッツァレラチーズを完成させた。
 (富士宮支局・吉田史弥)

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