高齢者の悩み理解深める 静岡で小学生がセミナー参加

 児童が高齢者施設で働く人の話を聞き、業務内容ややりがいについて学ぶ「福祉のお仕事魅力発見セミナー」が17日、静岡市葵区の静岡県総合社会福祉会館で開かれた。

レクリエーションを体験する児童=静岡市葵区の県総合社会福祉会館
レクリエーションを体験する児童=静岡市葵区の県総合社会福祉会館

 吉田町立中央小の4年生95人が参加し、体操やチームで競うゲームなど、高齢者施設で利用者が行うレクリエーションを体験した。座学では認知症や聴力の低下といった高齢者が抱える困難について理解を深め、高齢者との接し方を教わった。
 以前から福祉の仕事に興味があった4年生の大石琴子さんは「人を幸せにできる、やりがいのある仕事だと分かった」と話した。
 県と県社会福祉協議会が次世代の人材確保を目的に企画し、県内の介護福祉士やレクリエーション介護士が講師を務めた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞