ぶしのくに「乗り物」で巡って 静岡県と10線観光推進協がイベント展開 2023年3月まで

 静岡県は22日、県内の歴史や文化を活用して周遊促進を図る「ぶしのくに静岡県∞(かける)乗り物フェス」を始めた。静岡10線観光推進協議会(事務局・県観光協会)と連携し、多彩な催しを展開する。2023年3月10日まで。

オープニングイベントで披露された「東遊歌舞管弦」=静岡市駿河区の久能山東照宮
オープニングイベントで披露された「東遊歌舞管弦」=静岡市駿河区の久能山東照宮

 本県は、鎌倉幕府を開いた源頼朝や、260年にわたる太平の世をもたらした江戸幕府の徳川将軍家とゆかりが深い。フェスはこうした魅力を生かしながら、公共交通機関を使った観光周遊を促すのが狙いで、期間中は県内各地でウオークイベントや特別列車の運行、スタンプラリーなどを実施する。
 オープニングとして静岡市駿河区の久能山東照宮で22日、雅楽の特別演舞「東遊(あずまあそび)歌舞管弦」を行った。宮内庁式部職の元楽長らが、久能海岸に天女が降り立った伝説にちなんだ舞を披露した。23日も開催する。

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