熱海MOA美術館で展覧会 「人間国宝」工芸品、間近で
熱海市桃山町のMOA美術館で12月11日まで、日本の伝統工芸を手がける12人の重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品を集めた「ホモ・ファーベル展 12ストーン ガーデン」(同美術館、ミケランジェロ財団、日本工芸会主催)が開かれている。
工芸技術の振興と次世代への継承をテーマに、4月にイタリアのベネチア・ビエンナーレに合わせて開催された展覧会の帰国展。日本民芸館の深沢直人館長とMOA美術館の内田篤呉館長が企画した。世界から注目を集めた日本の名工の技が光る焼き物、蒔絵(まきえ)、漆器、織物などを間近で堪能できる。
展覧会の開幕に合わせて開かれた記者会見で、ミケランジェロ財団のアルベルト・カヴァッリ理事は「世界が見習うべき日本の工芸の素晴らしい価値や美しさを伝えられると思う」とPRした。