最新研究で事業開拓 165社・団体 磐田で産業フェア
磐田市、磐田商工会議所、市商工会主催の産業展示会「第12回産業振興フェアinいわた」(静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、同市上新屋のアミューズ豊田で開幕した。県西部を中心とした165の企業・団体が出展。最新技術や研究成果とのマッチングにつなげようと、初日から多くの企業関係者が訪れた。12日まで。
ヤマハ発動機は農作業の省力化に向けた自動走行車を出品した。センサーで樹木などを認識して走行し、作業者の負担を軽減する点などをPRした。ソミックマネージメントホールディングス(浜松市南区)は人手不足にあえぐ建設現場向けに、不整地でも活用できる作業支援ロボットを展示。増田採種場(磐田市)はアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」を多く含み、生鮮葉物野菜では全国初の機能性表示食品に認定されたソフトケールを紹介した。
実行委員長の鈴木裕司磐田商議所会頭は「既存技術の深掘りに加え、脱炭素やセルロースナノファイバー、農福連携など新分野での事業展開も促したい」と述べた。