校則はなぜ必要? 清水町の中高生がワークショップ 子どもの権利条約学ぶ
清水町で子どもの放課後教室を開講するキッズラボは13日、3周年記念イベント「子どもの権利条約ワークショップ」を町福祉センターで開いた。町内の中高生14人が校則を切り口に子どもの権利条約について学んだ。
不当に子どもの権利を侵害する「ブラック校則」の是正に向け、改善を求める通知を文部科学省が昨年提出したことを受けて企画した。生徒は「ヘアアレンジやジャージー登下校の禁止」「カラオケやゲームセンターに制服で行ってはいけない」などの校則を紹介した。
生徒からは校則が必要な理由について「生徒の安全を守る」「身だしなみを学ぶ」などの意見があった一方、「校則を決めたのは大人。校内が荒れていた当時の規範や『人と違ってはいけない』という価値観を押しつけられている」と保守性を指摘する声もあった。