薄いピンク色 熱海「ヒマラヤ桜」の原木開花 例年並み

 熱海市は15日までに、同市下多賀の熱海高付近の斜面で育つヒマラヤ桜の原木が開花したと発表した。市によると、開花時期は例年並みで、11月末ごろから12月上旬に見頃を迎える。

薄ピンク色の花を咲かせたヒマラヤ桜=熱海市下多賀
薄ピンク色の花を咲かせたヒマラヤ桜=熱海市下多賀

 原木の種は、ネパールのビレンドラ元国王に熱海の桜と梅を献上した熱海植物友の会への返礼として、1968年に贈られた。以来、ネパールとの友好のシンボルとして大切に育てられている。
 例年11月中旬に開花していて、今年は14日に市公園緑地課の職員が確認した。15日は日当たりの良い南側の枝に薄ピンク色の花や開花間近のつぼみが多く見られた。市内では渚町の渚親水公園でも開花が進んでいる。

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