沼商屋にぎわう 19日まで清水町 地元企業とコラボ

 沼津商業高(清水町)総合ビジネス科経営コースの3年生27人は18日、地元企業と共同開発した商品や地場産品を販売する「沼商屋(ヌマショップ)」を同町のサントムーン柿田川で始めた。自分たちが考案したスイーツや、地元事業者から仕入れた野菜やお茶などを並べ、販売実習を通して地域の魅力発信に取り組む。19日まで。

地元企業とのコラボ商品を販売する生徒たち=清水町のサントムーン柿田川
地元企業とのコラボ商品を販売する生徒たち=清水町のサントムーン柿田川

 毎年開催し22回目となるイベントで、同町や沼津市の15事業所の商品が並ぶ。生徒は事前に黒板やPOPなどを活用した広告を勉強し、来場者の目を引く効果的な宣伝にも挑戦した。
 ところてん製造の栗原商店(同町)とのコラボ商品「シュクルコロン」は、粉寒天や砂糖で作るカラフルな琥珀(こはく)糖。昨年は作成に手間がかかり、商品化が難しいという課題があったが、町のふるさと納税を視野に入れたブランディングを試みた。コストダウンと、内容量1・5倍につなげた。
 沼商屋は同校と町が連携し、生徒は2年時から経営のノウハウを継続的に学んできた。店長仲田琉是さん(18)は「お客さんとコミュニケーションをとれるのがうれしい。マーケティングの勉強をしてきたので、19日は完売を目指したい」と意気込んだ。

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