スマホで伊豆の観光地案内 「おともたび」実証実験、住民が音声ガイド 2023年1月末まで

 伊豆市の修善寺、土肥、天城湯ケ島の3地区で、散策型音声ガイドサービス「おともたび」の実証実験が行われている。スマートフォンなどの位置情報を活用した仕組みで、観光スポットや店舗に近づくと地元住民の音声で魅力を紹介する。

地元住民の音声で観光スポットなどを紹介するおともたびの画面=伊豆市
地元住民の音声で観光スポットなどを紹介するおともたびの画面=伊豆市

 おともたびは静岡市のベンチャー企業「Otono」が運営するサービス。スマホなどでポスターやパンフレットに掲載された2次元コードを読み込み、サイトにアクセスした状態でスポットに近づくと音声が流れる。観光施設や温泉宿、飲食店など3地区合計約150カ所を旅館の女将(おかみ)や地元ガイドらの声で案内する。
 観光庁の補助金を活用した3地区の観光団体などの事業。現地に行って地元住民の声を聞くことで、観光客に地域の魅力を深く理解してもらうとともに、周遊データを観光施策に生かす。実験は来年1月末まで実施する。

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