プロとバイオリン演奏 清水中生、セッション体験

 清水町立清水中はこのほど、第一線で活躍する演奏家を招いた芸術鑑賞教室を同校で開いた。全校生徒約600人がプロの美しい音色を体感し、代表生徒が一緒に演奏を披露した。

第一線で活躍するプロと一緒に演奏する生徒=清水町の清水中
第一線で活躍するプロと一緒に演奏する生徒=清水町の清水中

 東京交響楽団ソロ・コンサートマスターの矢部達哉さんとショパン国際ピアノコンクールで3位となった横山幸雄さんが、「タイスの瞑想(めいそう)曲」やバイオリンソナタなど6曲を披露した。このうち、バイオリンセッション体験として、代表生徒と共演し「かえるのうた」を演奏した。生徒は昼休みなどを活用して練習してきたという。3年名和滉人さん(15)は「すごく緊張したがいつも通り演奏できた。プロのすてきな音が聴けた」と話した。
 同校はコロナ禍でリコーダーや合唱がしづらくなる中、音楽の授業にバイオリンを取り入れてきた。音楽を担当し観賞会を企画した松本拓也教諭(34)は「一流のプレーヤーの演奏は良い情操教育になった」とした。

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