高度外国人の採用 経営者ら意見交換 浜松でセミナー

 浜松経済同友会とジェトロ浜松は1日、高度外国人材採用・定着啓発セミナー「新グローバル時代の人材獲得戦略」を浜松市中区で開いた。留学生をはじめ、高度外国人材採用に取り組む地域企業の経営者やジェトロ関係者が効果や課題について意見交換した。

外国人高度人材や留学生採用の効果や課題などをテーマに意見交換したセミナー=1日、浜松市中区
外国人高度人材や留学生採用の効果や課題などをテーマに意見交換したセミナー=1日、浜松市中区

 先進技術分野などで高度外国人材を雇用するソミックマネージメントホールディングス(同市南区)の石川雅洋社長は「市場が海外にあると、外国人材の活躍が大事な時代になる。活用推進の宣言をして、最初は受け入れをどんどん進めるべき」と強調した。高度外国人材の採用、就労、定着を支援する団体「eコモンズ」の取り組みも紹介した。
 三恵(磐田市)の片岡和佳管理部経理・総務グループ長は、インターンシップを経てバングラデシュ人などを採用した経緯を説明。「人工知能(AI)技術で高い専門性があった。デジタル活用のプロジェクトが加速度的に進んだ」と効果を語った。今年初めて外国人留学生のインターンシップを受け入れた小楠金属工業所(浜松市西区)の小楠倶由会長は「採用する場合は、会社で能力発揮できる場をしっかりと設けないといけない」と定着への課題に言及した。
 ジェトロ浜松の永盛明洋所長がコーディネーターを務めた。
 

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