発酵健幸弁当いかが 磐田農高食品研究部×知久屋(浜松)、軽トラ市で販売

 磐田市中泉の磐田農業高食品研究部は、総菜・弁当販売の知久屋(浜松市西区)と共同で、独自の野菜発酵食「糀(こうじ)ベジあん」を味付けに使った弁当の開発に取り組んでいる。第1弾として、磐田産の野菜などを使った「野菜いっぱいの発酵健幸弁当」が完成。11日にJR磐田駅北口のジュビロードで開かれる軽トラック市で販売する。

弁当をPRする食品研究部の部員ら=磐田市中泉の磐田農業高
弁当をPRする食品研究部の部員ら=磐田市中泉の磐田農業高

 糀ベジあんは、通常は廃棄処分されている野菜の残渣(ざんさ)や規格外野菜を米こうじで発酵させ、ペースト状にした「サステナブル(持続可能な)食品」。発酵過程で甘みが出ることを生かし、これまでにサツマイモなどのベジあんのプリンを商品化した。
 今回の弁当は12種類の野菜を使い、メインのきのこご飯やおかず類計5品を詰めた。うま味成分の多いトマトやタマネギ、にんにくのベジあん3種に塩味や辛味を加えて、ご飯や蒸し鶏、サラダなどの調味料やたれとして使った。弁当帯はビジュアルアート部の生徒がデザインした。
 今後は旬の磐田産食材を生かし、季節ごとに弁当を開発・販売する計画。2年の大石沙恵部長(16)は「スポーツをしている人、きれいになりたい人など、いろんな人のために作った。弁当を通じて糀の魅力も知ってほしい」と語った。
 1個750円(税込み)。11日は知久屋ジュビロード店などで計200個を販売する。1月7日以降は土日限定で、市内の知久屋3店舗で販売する。

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