盛況「袋商ショップ」 20回記念のツナ缶も販売 11日まで

 袋井市の袋井商高で10日、全校挙げて取り組む販売実習「袋商ショップ」が始まった。20回目の今年は、3年ぶりに一般客の受け入れを再開。新たな試みにも挑戦し、社訓の“おもてなしの心”で来場者を迎えている。11日まで。

来場者に商品の説明をする生徒=袋井市の袋井商業高
来場者に商品の説明をする生徒=袋井市の袋井商業高
高校生と一緒に接客に挑戦する中学生(左)=袋井市の袋井商業高
高校生と一緒に接客に挑戦する中学生(左)=袋井市の袋井商業高
来場者に商品の説明をする生徒=袋井市の袋井商業高
高校生と一緒に接客に挑戦する中学生(左)=袋井市の袋井商業高

 クラスごとに店舗を設け、農産品や海産物、衣料品、自動車などを取り扱う。商品は地元事業者など29社から仕入れた。20回を記念して生徒が考案したオリジナルデザインのツナ缶も100個限定で販売している。
 茶道部のお点前披露や、同校と袋井特別支援学校の生徒の作品展示も実施した。初日から地域住民や生徒の保護者、近隣市町の中学生らでにぎわった。
 実践の中で経営や販売を学ぶ恒例行事。生徒主体で企画、運営を行い、帳簿の書き方や商品知識に関する講習を開くなど、4月から準備を進めてきた。今年は初めて中学3年生向けの販売実習体験を企画。高校生が指導役となり、接客に挑戦した。
 社長を務める松浦夏蓮さん(18)は「大勢の人に来ていただけてうれしい。お客さまはもちろん生徒に喜んでもらえて、頑張って良かった」と話した。

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