焼津の冬に新イベント クリスマスマーケット「ピックヨウル」 北欧の風習参考
焼津市鰯ケ島の焼津漁港親水広場ふぃしゅーなで17、18の両日、クリスマスマーケット「ピックヨウル」(同実行委主催)が開かれる。冬のイベントが少ない焼津を盛り上げようと地元有志が企画した。会場は賛同者の名前を記したランタンが並び、クリスマス前の海辺に幻想的な空間が広がる。
「ピックヨウル」はフィンランド語で、クリスマス前に友人たちと一緒に過ごすパーティーを示す。市内でカフェを営む鈴木麻紀さんが、焼津に冬を楽しめる空間が少ないことを憂い、フィンランドの風習を取り入れようと企画した。会場は海と富士山を一緒に眺められるという理由で選定した。
実行委はホームページやインスタグラムなどでイベントの趣旨に賛同する人たちに協賛金の出資を呼びかけた。協力者には出資に応じて、いくつかのサービスを設けた。ランタンもその一つで、会場を彩る明かりの一つに加わる。
当日はパンやコーヒー、スイーツなど2日間で約30の出店者が参加。アコーディオン奏者のライブも予定している。鈴木さんは「地元の方はもちろん市外の人にも足を運んでもらって、焼津を知るきっかけになれば」と話す。