新人山本氏 現職を訪問 清水町長選、直接対峙に緊張感

 来年4月の任期満了に伴う清水町長選に立候補を表明している2氏が14日、同町役場で顔を合わせる場面があった。山本文博町議(65)が保護司活動で法務大臣表彰を受け、関義弘町長(68)を表敬訪問した。2人があいさつ以外でじかに話すことはなく、選挙戦に向け緊張感が漂った。

表彰状を手に笑顔で記念撮影に応じる関町長(左)と山本氏=清水町役場
表彰状を手に笑顔で記念撮影に応じる関町長(左)と山本氏=清水町役場

 山本氏は所属する沼津地区保護司会のメンバー6人と共に訪れた。18年にわたる活動への表彰で、「励みは罪を犯してしまった人の社会復帰。これからも頑張っていきたい」と語った。関町長は「再犯率が高い傾向。更生保護に対する期待は高まっていると認識している」と原稿を読み上げた。歓談では保護司会側が最近の犯罪傾向などを説明した。
 関町長は元町職員で、山本博保前町長の後継として2019年の町長選に出て初当選。再選を目指し、11月に出馬表明会見を開いた。山本氏は同年の町議選で初当選。山本前町長は親族にあたるなど元々、関町長と因縁がある。町長選は今のところ、2氏以外に出馬の動きはないとみられる。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞