コロナ下 和食店をカフェに 湖西の仲谷夫妻、憩いのギャラリーも

 湖西市新居町中之郷で和食店として長年親しまれてきた「竹生(ちくぶ)」が今月、カフェとギャラリーに生まれ変わった。新型コロナウイルス禍を乗り越え、住民の憩いの場を提供し続けている。

和食店を改装した仲谷裕弘さん(左から2人目)、伸子さん(左端)夫婦=湖西市新居町中之郷のカフェ&アートステージ竹生
和食店を改装した仲谷裕弘さん(左から2人目)、伸子さん(左端)夫婦=湖西市新居町中之郷のカフェ&アートステージ竹生
木造築80年のカフェスペース
木造築80年のカフェスペース
和食店を改装した仲谷裕弘さん(左から2人目)、伸子さん(左端)夫婦=湖西市新居町中之郷のカフェ&アートステージ竹生
木造築80年のカフェスペース

 竹生を営むのは仲谷裕弘さん(76)、伸子さん(67)夫妻。市内で居酒屋として1987年にオープンし、約20年前に現在の場所に移転して和食を提供するようになった。
 築80年ほどの木造の店内や季節感のある料理が人気だったが、新型コロナ禍が直撃した。体力の衰えを感じた裕弘さんは店を畳むことも考えたが、「常連さんに辞めますとは言えない」とカフェに転換することを決めた。
 新しい店名は「カフェ&アートステージ竹生」。食事用の2部屋を作品展示のスペースに改装しようと、約1年かけて夫婦で作業した。「作品を見ながらゆっくり歓談してほしい」と伸子さん。裕弘さんは「少しペースを落とし、ちょっとでも長く店を続けたい」と笑顔で客を迎える。
 年内は25日まで営業し、地元の画家ら4人による作品展を開催中。来年1月9日に営業再開予定。午前11時~午後4時。作品展示は要相談。不定休。問い合わせは同店<電053(594)5132>へ。

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