住宅建築 天竜材利用者に記念フレーム 第1号男性に贈呈 浜松地域材利用促進協議会

 浜松地域材利用促進協議会は、FSC認証天竜材による住宅建築の補助制度「天竜材の家百年住居る事業」利用者に、天竜ヒノキの記念フレーム「木好きの証」を贈る新事業を始めた。浜松市東区の新築住宅でこのほど、第1号の贈呈式を行った。

認証材で自宅を新築した男性にフレームを渡す河島社長(左)=浜松市東区
認証材で自宅を新築した男性にフレームを渡す河島社長(左)=浜松市東区

 はがき大の証明書にヒノキの枠が付いたフレームで建築時の木材使用量、炭素貯蔵量、木材納入業者などを表記する。地元林業や温暖化防止への貢献が実感できる。
 協議会会員の河島由典三立木材社長(天竜区)が制度推進のため発案し、家具製造のキシル(中区)がデザインした。第1号は10月に自宅を新築した男性(29)宅で、河島社長ら関係者が届けた。男性は「木の香りと温かさが感じられて快適」と木材の魅力を語り、河島社長は「天竜材の活用をみんなで広げたい」と話した。
 制度は認証材使用量に応じて最大30万円、木材の流通を適正管理するCoC認証の取得工務店が建築した場合はさらに20万円を助成する。フレーム配布は本年度の制度利用者が対象で完成済みの人にも順次届ける。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞