カモメと触れ合い楽しく 至近距離で迫力の餌やり 清水港クルーズ船

 清水港にユリカモメの群れが飛来し、港内を遊覧するクルーズ船からの餌やりが人気を集めている。3連休初日の7日は多くの親子連れが訪れ、富士山清水港クルーズが運営するベイプロムナード号に乗船しながら、「ギューイ」と鳴きながら至近距離に寄ってくる体長40センチほどのカモメたちに手移しでの餌やりを楽しんだ。

船上からカモメの餌やりを楽しむ親子連れ=清水港
船上からカモメの餌やりを楽しむ親子連れ=清水港

 同社によると毎年11月ごろから3月末ごろまでカムチャツカ半島などからカモメが訪れる。例年1月ごろが飛来数のピークとなるという。沼津市から父母ら家族と乗船し、船内で100円の餌を買ってカモメと触れ合った露木蓮大君(7)は「カモメの顔がかわいかった。初めての体験で楽しかった」などと感想を話した。
 清水港にはユリカモメの他にもハクチョウなどの大型の鳥類が訪れていて、運が良ければクルーズ船の近くに来るのを見ることができる。ミナミバンドウイルカの群れなど、港内では現在多様な生き物が見られる。3連休最終日の9日まで連日花火の打ち上げも行われ、同社では「冬の清水港花火ナイトクルーズ」のチケットも販売している。

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