経費高騰の厳しい冬 暖房費、エサ代助けて 富士花鳥園呼び掛け

 富士宮市根原の富士花鳥園が、厳しい冬を乗り越えるため暖房費やエサ代の支援金を募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。500万円を第1目標に掲げ、20日午後11時までCFサイト「レディーフォー」で支援を募っている。

鳥の世話をする宮本副園長=富士宮市根原の富士花鳥園
鳥の世話をする宮本副園長=富士宮市根原の富士花鳥園

 富士宮市北部の山梨県境近くに位置する同園は今冬の最低気温が氷点下11度まで下がる日もあるほど寒さが厳しく、鳥たちに暖房設備が欠かせない。例年は春から夏の繁忙期に蓄えをつくってきたが、コロナ禍で客足の落ち込みや重油代、エサ代の高騰も響き、冬越しが困難な状況が続いている。冬を乗り越えるためのCFは昨年度に続き2回目。
 園内はボイラーやストーブ、赤外線ヒーターで鳥たちや花を温めている。副園長の宮本正明さんは「鳥たちがひもじい、寒い思いをしないようにしたい。この園を愛してくれているお客さまの期待に応えたい」と願う。CFではグッズや鳥たちの命名権、オンラインレクチャーなど幅広いリターンを用意している。

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