熱海・老舗和菓子店「間瀬」 創業150年記念でレモンケーキ発売

 熱海市網代に本店を構える老舗和菓子店「間瀬」は15日、創業150周年を記念した菓子の第1弾として「熱海レモンケーキ」の販売を開始した。今後も記念商品を次々に販売する予定。

創業150周年を記念して発売した「熱海レモンケーキ」=熱海市網代の間瀬本店
創業150周年を記念して発売した「熱海レモンケーキ」=熱海市網代の間瀬本店

 国産レモン発祥の地とされる熱海らしさを前面に押し出した商品として、同市上多賀で栽培されたレモンをふんだんに使った。手作業で丁寧に搾り出した果汁と外皮でさわやかな味わいに仕上げた。
 熱海でレモン栽培が始まったのは、同社が創業したのとほぼ同時期という。レモンケーキは洋菓子の修業をした5代目社長の間瀬真行さん(72)が30年ほど前から作り続けている商品で、これまでは年末年始だけ販売していた。150周年を機にパッケージデザインを一新し、今年は3月末まで販売する。
 間瀬社長は「150周年を機に客層を広げるとともに、熱海、伊豆にこだわった商品作りを続けたい」と話した。同商品は市内4店舗とオンラインショップで販売している。

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