高齢者の「電子化」解決 知徳高生がスマホ講師 清水町で教室

 清水町は18日、知徳高(長泉町)の生徒が講師を務める高齢者向けスマホ教室を清水町の伏見区公民館で開いた。福祉科の2年生27人が、高齢者のデジタルに関する悩みを解決した。

高齢者にスマホの操作方法を伝える生徒=清水町の伏見区公民館
高齢者にスマホの操作方法を伝える生徒=清水町の伏見区公民館

 コロナ禍でサービスのデジタル化が進む中、情報格差の解消と世代間交流を目的に初開催した。
 70~80代の25人は町が貸し出したり、持参したスマホやタブレットを手に参加した。生徒は高齢者の悩みや疑問に思っていることを聞き取り、画面の操作方法や無料通話アプリLINE(ライン)の使い方、ゲームアプリの楽しみ方などを丁寧に教えた。
 メモを取りながら参加した山下直子さん(72)は「分かりやすく教えてくれた。これから便利になりそう」と笑顔を見せた。杉山涼香さん(17)は日ごろから電子化が進み高齢者が困っているのではないかと感じていたという。「教えることができてうれしい」と話した。

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