開幕「パン祖のパン祭」 伊豆の国、販売やコンテスト 22日まで

 日本で初めてパンを焼いたとされる幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)の功績をたたえるイベント「第17回パン祖のパン祭」(実行委主催)が21日、伊豆の国市の韮山時代劇場をメイン会場に始まった。パンの販売や全国高校生パンコンテストなどを行う。22日まで。

実技審査に臨む生徒=伊豆の国市三福
実技審査に臨む生徒=伊豆の国市三福

 4部門を設けたコンテストには全国各地の30校から331点の応募があり、26人が書類審査を通過して実技審査に臨んだ。同市三福のパン店「ベケライ・ダンケ」で実施した実技審査では審査員が見守る中、出場者は手際よく作業を進め、パンの製作技術を競った。22日に同劇場大ホールで出場者によるプレゼンと表彰式を実施する。
 同劇場では全国各地の有名店から取り寄せたパンの販売や体験型イベント、田方農高の生徒が製作した巨大パンオブジェの展示などを行っている。開会式で山下正行市長は「多くの人に楽しんでもらい、伊豆の国がパンのまちだと発信したい」とあいさつした。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞