女性起業へ、スキル紹介 「言葉で伝える大切さ」実感 清水町が応援サロン

 清水町は21日、女性の起業を後押しする応援サロンの初回を町商工会館で開いた。まちづくりや子育て支援をする一般社団法人「いちご」の藤井さやか代表(同町)がコーディネーターを務め、縁や資金などのテーマごと全5回で起業に大切なスキルを紹介する。

参加者が自己紹介する様子を見守る藤井さん(左)=清水町商工会館
参加者が自己紹介する様子を見守る藤井さん(左)=清水町商工会館


 町商工会によると、2022年4~12月末までの起業相談59件のうち、39件が女性からだった。町は相談の多さを受け、連続講座として企画した。
 初日は起業を検討中の人を含む創業したばかりの計21人が参加。PR会社「わたしたち」(伊豆の国市)の中野あゆみ社長を講師に、自身のブランディング方法や思いを言語化する重要さを学んだ後、自己紹介文を作って発表した。町内で塾を経営する土屋京子さん(53)は「言葉で伝える大切さを学べた」と話した。
 3月19日の最終回に事業をPRするチャレンジショップを行う。藤井さんは「起業には人とのつながりが重要。参加者同士が起業後につながれるセミナーを目指したい」と意気込んだ。

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