中高生 企業に新サービス提案 静岡で大会、13校20チーム参加

 静岡県内の中高生が地域の資源を活用し、企業に新たなサービスを提案するプレゼンテーション大会「静岡カップ」が29日、静岡市葵区で開かれた。県内20企業から選出された13校20チームが、地元活性化や持続可能な開発目標(SDGs)の推進につながるユニークな企画案を披露した。

地域資源を活用し企画をユニークなプレゼンで提案する生徒たち=静岡市葵区
地域資源を活用し企画をユニークなプレゼンで提案する生徒たち=静岡市葵区

 県内の学校と企業が協働して地方創生や人材育成を図る「シヅクリプロジェクト」(事務局・一般社団法人シヅクリ)の一環。午前の部、午後の部で各10チームが発表し、教育や組織開発の専門家らが企画の独創性や地域への貢献性、プレゼン手法などを評価した。
 清水国際高の「エンジェルガールズ」は、県産の果物を使った香水作りを提案。メディアを活用して新しい特産品として積極的にPRし、県内の観光地や駅などで販売することで誘客につなげる計画をプレゼンした。
 グランプリ、準グランプリ受賞校は次の通り(かぎかっこ内は提案した企画名)。
 【午前の部】グランプリ 常葉大常葉中・アイデア「エコベジ」▽準グランプリ 函南東中・ロングアイランド「トマト祭り」
 【午後の部】グランプリ 静岡女子高・SUVT(酢ぶた)「神社+ジンジャ+JINJA」▽準グランプリ 静岡南中・チームエレクトリシティー「電柱を使ったRPG風アプリの作成」

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