「感謝」手紙で伝えよう 植松GH(沼津)が地域貢献団体設立 第1弾企画始動
建築資材製造、販売の植松グループホールディングス(沼津市、植松孝康社長)がこのほど、地域貢献活動に取り組む団体「植松グループ地域振興協会」を立ち上げた。「ありがとうの手紙キッカケプロジェクト」と題し、大切な人へ普段言えない感謝の思いをつづった手紙を送る企画で始動する。
発案のきっかけは植松社長の母三哉子さんが昨年1月に他界したこと。遺品を整理していたときに、母の日や誕生日に何げなく送っていた手紙約30通が出てきた。送った記憶のある全ての手紙があったといい、「これほど大切にしてくれていたなら、もっと送っておけば良かった」とプロジェクトの実行に至った。
応募後、協会から指定の封筒が送られる。自分で用意した便箋にメッセージを記入。協会がポストへ投函(とうかん)するため、参加者に金銭負担はない。協会は1通につき50円を、参加団体が選んだ寄付先に寄付する。希望があれば郵便局員による手紙や宛名の書き方の出前講座も行う。
まずは県東部の小学生を対象に行う。植松社長は「子どもたちが書いた手紙が、受け取った家族や先生にとっての宝物になり、気持ちの支えになってほしい」と思いを込める。
応募方法はプロジェクトのホームページの申し込みフォームに必要事項を記入し送信する。問い合わせは同ホールディングス<電055(922)1555>へ。