焼津水産高の模擬会社「魚国」 さかなセンターで販売イベント 2月11、12日

 焼津水産高流通情報科の生徒でつくる模擬会社「魚国」は11、12の両日、焼津市八楠の焼津さかなセンターで販売イベントを実施する。2年生主体の運営で行う初の試み。生徒の実習製品など28種類の商品に加え、3年生が開発に参加した東洋水産のチルド麺をプレゼントする企画も用意している。

販売イベントに向けて準備作業をする生徒たち=焼津市焼津の焼津水産高
販売イベントに向けて準備作業をする生徒たち=焼津市焼津の焼津水産高

 今回参加するのは2年生27人。仕入れなどの事前準備は3年生が担った。販売イベントは例年、11月に実施しているが、焼津さかなセンターや東洋水産からの打診を受けて、初の2月開催が実現した。
 店頭に並ぶのは、生徒が同校創立100周年イベントで作った「Go!菓くっきー」や食品科学科の生徒が実習で製作したのりのつくだ煮といった人気商品。いずれも3年生が仕入れを担当した。
 買い物客にプレゼントするのは焼津産かつお節を100%使用したチルド麺「昔ながらの中華そば 焼津かつお塩味」。実習製品ののりのつくだ煮を購入した上で、一定の条件をクリアすると、贈呈する。200食分用意した。
 魚国は2023年度で設立20周年を迎える。次期「社長」で2年の福本飛空さん(17)は「伝統を引き継ぎつつ革新の年にしたい。ネット通販を手がけていきたい」と語った。

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