浜松のJAみっかび柑橘選果場 野村農水大臣視察
野村哲郎農相が11日、浜松市北区三ケ日町のJAみっかび柑橘(かんきつ)選果場を視察した。果樹農業の生産性向上、生産基盤強化に役立てる狙い。
同JA役員らに案内され、人工知能(AI)を搭載したセンサーによってミカンが識別される様子などを見て回った。同JA役員や生産者との意見交換にも臨んだ。出席者からは、肥料高騰対策や農業の担い手支援を求める意見が挙がった。同JAの井口義朗代表理事組合長は選果場の設備が、人材不足への対応や生産者の労力軽減などに役立てられていることを強調した。
野村氏は「農家の皆さんが精魂込めたミカンが正しく評価され、消費者に届くシステムだ。(生産者と消費者)どちらも安心でき、選果場の果たす役割はすばらしい」と評価した。