ペンギン赤ちゃん「ピーピー」 きょうだい誕生 沼津・マリンパーク

 沼津市内浦重寺のあわしまマリンパークでこのほど、フンボルトペンギンの赤ちゃん2羽が誕生した。仮親となったケープペンギンの巣箱の中ですくすくと成長している。

誕生した2羽のフンボルトペンギンの赤ちゃん=沼津市内浦重寺のあわしまマリンパーク
誕生した2羽のフンボルトペンギンの赤ちゃん=沼津市内浦重寺のあわしまマリンパーク

 2羽は同じ親の卵から生まれ、1月28日と2月1日にふ化した。誕生時の体重は80グラムほどで、性別はまだ不明。産んだ親の子育てが難しいと判断し、似た種であるケープペンギンを仮親とした。仮親たちは交代で赤ちゃんを温め、餌を口移しで与えている。現在は1羽目が約600グラム、2羽目が約300グラムとなるなど成育は順調。時折「ピーピー」と元気よく鳴く愛らしい声を聞くことができる。
 同館では近親交配を避ける血統管理を行っていて、フンボルトペンギンの赤ちゃんの誕生は4年ぶり。担当者は「巣箱の中にいて、姿は見るのは難しいが、SNSで赤ちゃんの様子を公開しているので見守ってもらいたい」と話した。

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