小山町「ふるさと金太郎事業」 小学生で初 新山さん(須走小3年)博士認定

 地域と関わる活動に自主的に参加した児童生徒にポイントを付与し、顕彰する小山町教育委員会の「ふるさと金太郎博士事業」で、須走小3年の新山理央さん(9)が最高位に次ぐ「博士」に認定された。博士号認定は8人目で、小学生で初。積極的な図書館利用や地域行事への参加で認定要件を満たした。

小学生で初の博士認定を受けた新山さん=御殿場市の須走小
小学生で初の博士認定を受けた新山さん=御殿場市の須走小

 本が大好きだという新山さんは一時期、町立図書館に毎日のように通っていたという。最近は土日に訪れて10冊近く借りるなど、非常に多くの本に親しんでいる。町内で開催されるマルシェやスポーツイベント、コンサートなどにも意欲的に参加し、博士号の認定要件である150ポイントがたまったという。
 同校で1日、博士号贈呈式が開かれ、高橋正彦教育長から認定証やメダルを受け取った。「ポイントがたまってきて、博士になりたいと思うようになった。(達成は)すごくうれしい」と話した。
 事業は2018年7月に始まった。対象は小学3年~中学3年の児童生徒で、小学3年生での博士号取得は同委員会職員も驚く早さという。最高位の「名誉博士」の認定要件は250ポイントの獲得。現在までに達成者はいないが、新山さんは「十分に達成可能なペース」という。

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