「若き1票を」20歳の訴え 清水町「トリプル選」へPR動画作成

 統一地方選で、県議選(3月31日告示、4月9日投開票)、町長選と町議選(4月18日告示、23日投開票)の「トリプル選」となる清水町はこのほど、20歳を迎えた地元の若者が選挙をPRする動画を制作した。20代の低投票率克服へ、身近な若者による啓発で投票を促す。

撮影に臨む若者=同町内
撮影に臨む若者=同町内
若者が選挙を啓発する動画を見る選挙管理委員=清水町役場
若者が選挙を啓発する動画を見る選挙管理委員=清水町役場
撮影に臨む若者=同町内
若者が選挙を啓発する動画を見る選挙管理委員=清水町役場

 昨年7月に行われた参院選の町の投票率は52・43%で、県内43の開票区のうち、31番目だった。20代は30・84%で、同町の年代別では最も低い。
 動画は15秒で、出演する若者の友人や家族など幅広くアプローチするのが狙い。1月に行った「二十歳の門出」の式典に出席した15人が参加し、カメラの前で「選挙へ行こう」「選挙ブラボー」とキャッチーなフレーズを繰り返した。日本大経済学部2年芹沢宗丸さん(20)は「若者へのアピール方法としていい案。動画が広まってくれれば」と話した。
 今月1日には、町役場で選挙管理委員4人に完成動画を披露した。委員からは「話題性がありそう」などの声が上がった。町の担当者は「カラフルで親しみやすいできになった。(投票率向上の)足掛かりにしたい」と意気込む。
 動画は町の交流サイト(SNS)で見られるほか、投票所入場券へのQRコード掲載、3月中旬ごろからサントムーン柿田川屋外大型ビジョンで放送する。

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