モルック聖地に 全国から愛好者 御殿場・高根 世界最大の大会 住民熱意で個人戦招致

 モルックの個人戦として世界最大規模とされる「ドラゴンスキットルカップ」が18日、御殿場市の高根ふれあい広場で始まった。日本モルック協会公認大会で、全国から約250人が出場。高根地区では1月にも大規模なモルック大会が開催されており、住民一体の聖地化が進んでいる。

雨の中でも競技を楽しむ参加者たち=御殿場市の高根ふれあい広場
雨の中でも競技を楽しむ参加者たち=御殿場市の高根ふれあい広場


 大会は、モルック世界チャンピオンに輝いた川野靖信さん(29)が代表を務めるエニタイムモルックジムが主催する。1月に大規模大会が開かれた実績に加え、地元住民のモルック普及や聖地化を目指す熱意に共感し、初めて同市で開催した。川野さんは「個人戦なので興味を持った人が気軽に参加できる。御殿場市でさらにモルックの裾野を広げられたら」と思いを語る。
 参加者は東北や九州など幅広い地域から集まり、年齢も子どもから高齢者まで多彩。初日はあいにくの雨だったが、参加者は対戦相手と時に笑顔で交流を深めながらトーナメント形式で順位を競った。大会は19日まで。
 モルックは木製の棒を投げて点数の書かれたピンを倒し、50点ちょうどの得点を狙う。ピンは倒れた場所に立て直し、50点を超えると25点に減点される。高根地区では地域一体でモルックの普及に取り組んでいて、地元チームも生まれている。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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