環境技術やレジャーPR 横浜で国際ボートショー ヤマハ発、スズキなど
国内最大のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2023」が23日、横浜市のパシフィコ横浜などで開幕した。ヤマハ発動機やスズキなど約230社・団体が最新のボートや船外機をはじめ、脱炭素や環境に配慮した技術、アウトドアレジャーのブームを捉えた製品やサービスをPRした。26日まで。
ヤマハ発は快適性や走行性を追求したフィッシングボートのコンセプトモデル「YFRコンセプト」を初公開した。操船制御システム「ヘルムマスターEX」や、国内メーカーでは最大馬力の船外機「F450A」の搭載を想定。電動推進システム「ハルモ」も展示した。
スズキは各種船外機などを出品し、一部機種に標準装備したマイクロプラスチック回収装置など海洋プラスチック問題への取り組みを紹介。自動で船体の定点保持や定速制御などを行うシステム「フィッシュハンタードライブ」もPRした。
化学製品メーカーの浜口ウレタン(浜松市西区)は空気の代わりに硬質ウレタンを注入したレジャー用の小型ボートを発表。穴が開いても沈まない安全性や、車輪を付ければ簡単に運搬できる点をアピールした。