ウニの魅力伝えたい 菓子パンに見立て「まつり」 あわしまマリンパーク飼育員の小西さん

 沼津市内浦重寺の水族館あわしまマリンパークは25日から、ウニの魅力を展示や解説板で発信する「ウニのカシパンまつり」を開く。4月23日まで。企画したのは“ウニコンサルタント”を自称する飼育スタッフの小西香代子さん(37)。「際限なく広がるウニの世界を伝えたい」と意気込む。

パン屋に見立てた展示でウニの骨格標本を紹介する小西さん=沼津市内浦重寺のあわしまマリンパーク
パン屋に見立てた展示でウニの骨格標本を紹介する小西さん=沼津市内浦重寺のあわしまマリンパーク

 菓子パンに似たウニの仲間にちなんで名付けたイベント。色鮮やかな骨格標本の展示、ウニに触れたり記念撮影したりできるバックヤードツアー、ウニをデザインした皿のプレゼントなどを展開する。開催は3回目で、ウニのみにスポットを当てた個性的な展示はこれまでネットを中心に反響を呼んできた。
 小西さんがウニのとりこになったのは7年ほど前から。雑貨店でウニの骨格を目にし、ユニークな見た目に引き込まれた。「デザインの多様さや名前のおもしろさ、生き物としての機能美など調べていくうちに夢中になった」と振り返る。
 少しずつ館内のウニの展示スペースを広げたり掲示物を増やしたりして、「ウニ化計画」を進めてきた。現在は県外のウニファンも訪れるという。小西さんは「やっと時代がウニに追いついてきた。ウニのかわいさやかっこよさを多くの人に知ってほしい」と呼びかけている。

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