中学部活と合同演奏練習 地域移行 関わり方模索 清水町の吹奏楽団

 清水町で活動する社会人の吹奏楽団「ジェイドウィンドオーケストラ」は25日、部活動の地域移行を見据え、清水町立清水中と南中の吹奏楽部との合同練習を町地域交流センターで行った。

吹奏楽団と一緒に演奏する生徒=清水町地域交流センター(同町提供)
吹奏楽団と一緒に演奏する生徒=清水町地域交流センター(同町提供)

 同楽団が演奏技術向上のほか、部活動地域移行時の方向性や、学校との関わり方を考える機会を設けようと、両校に声をかけた。清水中は53人、南中は13人の部員が在籍しているが、両校の交流も少なく、つながりを作ることも目的の一つとした。
 合同練習では、共通の課題曲として各自練習してきた2曲を初めて一緒に演奏した。南中の金崎和寛部長(14)は「(いつもとは違って)自分の音が聞こえないこともあった。またやりたい」と笑顔で話した。それぞれの演奏を聴いたり、部員同士が自己紹介したりして互いへの理解を深めた。
 同楽団の鳥沢秀演事務局長(53)は「一緒に演奏することで曲が目指すものや理解を共有できた。コンサートなどの取り組みも提案しやすくなった」と手応えを語った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞