SDGs学習 地域に還元 御殿場南高生がワークショップ 地球に優しい生活提唱

 御殿場南高は26日、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶイベント「親子でSDGsワークショップ」を同校で初開催した。地域の小中学生と家族らが訪れ、ゲームやクイズ、ものづくりを通じて地球に優しい生活などについて考えた。

放置竹林を活用したものづくりに挑戦する参加者ら=御殿場市の御殿場南高
放置竹林を活用したものづくりに挑戦する参加者ら=御殿場市の御殿場南高


 同校1年生は「SDGs」「地域課題の解決」を主題に、地元企業らの協力を得て探求学習を進めてきた。イベントは1年間の学習の集大成で、「学びを地域に還元したい。同じく未来を担う小中学生たちに伝えたい」との思いで企画した。
 会場では1年生たちが、プラスチックの廃材を活用したプランター作り、お金の流れや仕組みを学ぶすごろくゲーム、放置竹林を活用したペン立てやスピーカー制作などのワークショップを用意。静岡新聞社・静岡放送の防災・減災プロジェクト「チームバディー」と協力した防災クイズとグッズ作成のブース、フェアトレードや食品ロス削減を意識した飲食ブースも設置した。
 村松春花さん(16)は「体験での学びは小中学生の記憶に残ると思う。今後、身近なものがSDGsとどう関わっているか考えるようになってもらえたらうれしい」と話した。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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