茶況(3月27日)茶の若者需要創出 中高生が飲み比べ JA大井川

 JA大井川はこのほど、茶の需要創出事業に関する報告会を藤枝市のJA大井川本店で開いた。良質な茶の扱い方を学んだ市内の中高生でつくる「藤枝茶楽研究部」の7人が、3種類の茶を飲み比べ、ブランド茶「藤枝かおり」の茶葉を使用した新商品の菓子も試食した。

3種類の茶を飲み比べする生徒=藤枝市のJA大井川本店
3種類の茶を飲み比べする生徒=藤枝市のJA大井川本店

 渋味や苦みを抑えるために、藤枝親茶と藤枝かおりの萎凋(いちょう)茶、朝比奈玉露を水出し茶で提供した。生徒は菓子と一緒に味わい、「お湯で入れるよりも渋味を感じづらかった」「玉露はうまみが出て、甘みと渋味のバランスの良い菓子と相性が良かった」と評価した。
 JA大井川は茶を飲む機会が少ない若者の関心を深めようと、昨年4月から県茶業会議所と連携して茶の新たな需要を生み出す取り組みを行っている。

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