樹齢178年の一本桜 標高650メートルの絶景 浜松・水窪

 浜松市天竜区水窪町の大野地区で、高さ約15メートルの一本桜が見頃を迎えている。暖かい日が続いた影響で、例年よりも10日ほど早く満開に近い状態となった。地域住民によると、今週中が開花のピークとみられる。

開花のピークを迎え、見頃となった一本桜=浜松市天竜区水窪町
開花のピークを迎え、見頃となった一本桜=浜松市天竜区水窪町

 一本桜は樹齢178年のエドヒガンザクラで、薄紅色や白色の小さな花びらが特徴。標高約650メートルに位置する水窪小旧大野分校の跡地に植樹されており、山あいならではの眺望と桜がマッチした絶景が楽しめる。
 29日は、家族連れやバイクのツーリング客が一本桜を見に訪れた。磐田市の公務員筑摩恭輝さん(42)は「大きな桜が山奥に立っていて立派に見える。天気が良くてきれい」と話した。
 一本桜はJR飯田線水窪駅から約20キロ離れた山あいに位置し、車で30分ほどかかる。車道が細いため、運転には注意が必要。

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