茶況(3月30日)一番茶控え萌芽調査 JA掛川市 やや早い生育

 JA掛川市はこのほど、一番茶の時期を前に、萌芽(ほうが)調査を始めた。同JA、県中遠農林事務所、掛川市の職員ら8人が市内6カ所の定点茶園で調査したところ、平均より1~2日ほど早い生育と分かった。

萌芽調査をする職員=掛川市子隣
萌芽調査をする職員=掛川市子隣

 20センチ四方の枠を使い、萌芽した芽の割合を調べた。初日の萌芽率は24・4%で、前年の20・4%を上回った。2~3月の平均気温は高めに推移し、雨量も適量のため、生育は順調という。同JAの中村貴司茶業課長(49)は「急な寒の戻りに備え、生育状況に応じた管理と防霜対策を徹底してほしい」と呼びかけた。
 調査は4月中旬まで毎週実施し、結果を基に新茶初取引日を決める。

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