甲冑プラモニュメント 静岡で披露 家康着用「金陀美具足」題材 

 静岡まつりに合わせ、家康が着用したと伝わる甲冑(かっちゅう)「金陀美具足」を題材にしたプラモニュメントが1日、静岡市葵区の駿府城公園外堀沿いの駿府ホリノテラスで披露された。「静岡市プラモデル化計画」として地域活性化に取り組む市が同所にかかる城代橋付近に設置した。

関係者が除幕した金陀美具足の「プラモニュメント」=静岡市葵区の駿府城公園外堀沿いの「駿府ホリノテラス」
関係者が除幕した金陀美具足の「プラモニュメント」=静岡市葵区の駿府城公園外堀沿いの「駿府ホリノテラス」

 モニュメントは高さ2・2メートル。パーツごとに歴史や用途などの説明を付けた。意匠を担当したmagnet-designの松尾憲宏代表(53)は「近くに小中学校が多いので子どもたちが見て学べる図鑑の1ページのようなデザインにした」とこだわりを語った。
 お披露目式は静岡城内一輪車クラブの演技が花を添え、多くの来場者でにぎわった。神奈川県から親子で訪れた佐藤涼真さん(15)は「金色で神々しかった。プラモデルと甲冑の両方のかっこよさを併せ持っている」と笑顔を見せた。
 市プラモデル振興係の石川直哉係長は「大河ドラマで家康の注目度が上がっている。静岡を代表する産業であるプラモデルと組み合わせることでにぎわいを生み出し、静岡の良さを発信していきたい」と話した。

 

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