「福産品」かわいらしく 静岡伊勢丹で10日まで 新デザイン登場

 静岡県内の障害福祉事業所による授産品「ふじのくに福産品」をPRする販売会が5日、静岡市葵区の静岡伊勢丹で始まった。県内6事業所が手作りした織物やアクセサリー、食品などを販売している。10日まで。

来店客に商品の説明をする「ステップ・ワン」の深沢さん(右)=静岡市葵区の静岡伊勢丹
来店客に商品の説明をする「ステップ・ワン」の深沢さん(右)=静岡市葵区の静岡伊勢丹

 静岡伊勢丹で開かれている「第28回駿府各流大茶会」に合わせて企画され、大勢の客でにぎわった。御殿場市の就労継続支援B型事業所「ステップ・ワン」は今回の販売会に合わせ、茶葉を使用したシロップ「茶みつ」のラベルを新しくした。同事業所の深沢恒太さん(39)は「女性をターゲットにかわいらしいデザインに仕上げた」と話した。
 静岡伊勢丹は市が実施する「授産品開発・改良アドバイザー派遣事業」に参加し、障害福祉事業所の商品展開や販売方法について提案を行っている。営業統括部の遠藤道伸さん(62)は「売り方や見せ方を工夫していくことで、障害者の賃金上昇に貢献したい」と話した。
 (社会部・白鳥壱暉)

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