浜松商議所130周年祝う 変革期に挑戦、決意新た

 浜松商工会議所は7日、創立130周年の記念式典を浜松市中区で開いた。斉藤薫会頭は、脱炭素やものづくり環境の変化など社会情勢に直面する中小企業の支援や、新産業創出に積極的に取り組む考えを示し、「次の10年、さらに創立200年に向けて着実に歩みを進めたい」と強調した。

創立130周年の記念式典であいさつする斉藤薫会頭=7日午後、浜松市中区
創立130周年の記念式典であいさつする斉藤薫会頭=7日午後、浜松市中区

 斉藤会頭は「経営力強化と変革への挑戦」をテーマに掲げた2023年度の重点方針として、脱炭素やDXなど中小企業の経営支援、中心市街地活性化、大河ドラマ放送などを生かした観光振興を挙げた。
 式では前年度に創業100年を迎えた会員企業6社(海老仙、加藤塗装、木下商店、コクブンリミテッド、本田木工所、ムラックス)の特別表彰を行った。ものづくり改善ネットワーク代表理事の藤本隆宏・東京大名誉教授が記念講演した。
 同商議所は1893(明治26)年の創立。3月末現在の会員数は1万3417社。130周年記念事業として「全国軽トラ市inはままつ」(12月2、3日)や、2024年の浜名湖花博20周年記念事業に関連したイベント開催、記念誌製作などを予定している。

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