SL「D52」知って 説明看板を新設 園児、構造や歴史学ぶ

 JR御殿場線沿線の活性化に取り組む「御殿場線を育てる会」は22日、御殿場駅富士山口のポッポ広場に展示されている蒸気機関車(SL)「D52」の説明看板を新設し、お披露目会を開いた。参加した御殿場西保育園の園児らに、SLの構造や歴史を伝えた。

D52の正面付近に設置された説明看板=御殿場市のJR御殿場駅富士山口ポッポ広場
D52の正面付近に設置された説明看板=御殿場市のJR御殿場駅富士山口ポッポ広場

 説明看板は、通りがかった駅利用者らの目につくようにSLの正面付近に設置した。1968年まで御殿場線で活躍していたD52の沿革や勾配の大きい路線を力強く走る性能、日本で7両しか残っていない貴重な車両であることなどの特徴を分かりやすくまとめた。漢字にはふりがなを付け、子どもたちもSLに興味を持てるように工夫した。
 この日は普段は入ることのできない機関室も開放され、園児たちが東海鉄道OB会御殿場・小山支部の元機関士らからSLの仕組みについて説明を受けた。
 同会の菅沼弘会長は「D52は非常に貴重な車両。子どもから高齢者まで親しみを持ってもらい、将来に残していきたい」と話した。

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