吉原祇園祭 通常開催 6月10、11日 「笹みこし」も復活

 富士市の吉原祇園祭実行委員会は24日までに、6月10、11の両日に吉原祇園祭の開催を決めた。新型コロナウイルス対策で中止していた「笹(ささ)みこし」の練り歩きや本町通りの露店を復活させ、4年ぶりの通常開催とする方針。
 同祭は東海一の祇園と称され、最大21町が個性豊かな山車を引き回す初夏の風物詩。今年は同祭の名物の一つ、大量の笹を取り付けた「笹みこし」の練り歩きを実施。昨年一カ所にまとめていた露店は、歩行者天国となる本町通りに出店する予定。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020、21年は中止し、昨年は規模を縮小して開催していた。
 祭典委員長の山崎勝郎さん(79)は「コロナ禍で途絶えていた長年の伝統を後世につなぐことができてうれしい」と話した。

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