お茶を身近に 手もみから文化学ぶ 静岡市葵区・駿府学園

 静岡市葵区の少年院「駿府学園」は25日、矯正教育活動の一環で、茶の手もみ体験を同少年院で行った。在院する15~20歳の16人が同市茶手揉(もみ)保存会から日本の茶文化について学んだ。

ほいろを囲んで茶をもむ少年ら=静岡市葵区の少年院「駿府学園」
ほいろを囲んで茶をもむ少年ら=静岡市葵区の少年院「駿府学園」

 少年らが茶畑で摘んだ本山茶の生葉約3キロを使った。同保存会メンバーの指導を受けながら、手もみの工程のうち、葉ぶるいと回転もみを体験した。茶の香りが広がる中、蒸した生葉を冷ましたり、焙炉(ほいろ)に広げて優しくもんだりした。もんだ茶葉は保存会と職員で仕上げて少年院の給食などで活用するという。

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