合宿中の中国サッカークラブU17 御殿場西高生と交流 授業見学、親善試合も

 御殿場市の御殿場高原時之栖で強化合宿を行っているサッカー中国プロ1部リーグ所属のクラブ「浙江職業足球倶楽部」のU17チームが1日、御殿場西高の生徒たちと交流した。校内見学で日本の学校の授業環境や設備などに理解を深め、異文化交流を楽しんだ。

異文化交流を楽しむ中国サッカーチームの選手たち=御殿場市の御殿場西高
異文化交流を楽しむ中国サッカーチームの選手たち=御殿場市の御殿場西高

 同クラブは中国浙江省杭州市がホームタウン。元日本代表監督の岡田武史氏やフィリップ・トルシエ氏らが歴代の監督を務め、サッカーJ3のFC今治と業務提携を結ぶなど日本とのつながりが深い。4月20日~5月8日の日程で合宿を行っており、ウィズコロナ時代を意識した「東アジア文化都市2023静岡県」認証プログラムとして地元高校生との交流が実現した。
 チームメンバー21人は、同校の代表生徒から集客力のある観光資源や富士山の美しい眺望がある同市の魅力、文武両道に励む同校の特徴などについて説明を受けた。校内を巡って生徒と触れ合い、授業風景や各教室、学習スペースなどを確認。「礼儀を大切にしている」「生活面の支援がしっかりしている」「授業の科目が多い」などと感想を述べた。同校サッカー部と親善試合を実施し、互いに技術を高め合った。
 市役所も訪問し、チームの矢野克志監督は「サッカー選手として、一人の人間として成長できる異文化交流、同年代交流のよい経験をさせていただいている」と述べた。勝又正美市長は「合宿が有意義なものになること、そして富士山麓でよい思い出ができることを願っている」と歓迎した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞