沼津茶愛飲を宣言 藤木さん、J3沼津 応援大使に就任

 JAふじ伊豆(沼津市)と同市は八十八夜の2日、沼津茶の消費拡大を目指す「沼津茶愛飲運動」をスタートする宣言式を同市の沼津港で開いた。沼津茶応援大使に同市出身のモデル藤木由貴さんとサッカーJ3アスルクラロ沼津を任命。藤木さんや選手が観光客らへ沼津茶の新茶パック1000個を配り、PRした。

急須で茶を入れ、沼津茶をPRする応援大使の藤木さん(右)とJ3沼津の佐藤選手=沼津市の沼津港
急須で茶を入れ、沼津茶をPRする応援大使の藤木さん(右)とJ3沼津の佐藤選手=沼津市の沼津港

 同JAによると、茶価の低迷などで沼津市内の茶工場や茶の出荷量は減少傾向にある。運動は毎日の習慣として市民に沼津茶を飲んでもらうことで、消費拡大や産地の維持につなげる。
 大使の任命式には藤木さんと沼津の選手5人が参加した。頼重秀一市長が藤木さんとチーム代表の染矢一樹選手に委嘱状を手渡した。呈茶のパフォーマンスも行い、藤木さんと佐藤尚輝選手が同JAの職員から、お湯の適切な温度などを学びながら急須で茶を入れ、頼重市長と同JAの鈴木正三組合長に振る舞った。
 東京在住の藤木さんは「母が沼津茶を送ってくれ、いつも飲んでいる。市民がまず愛飲し、全国に広げたい」とアピールした。染矢選手は「沼津茶をどんどんPRしていきたい」と意気込んだ。
 (東部総局・尾藤旭)

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