“合同練り”待望の熱狂 4年ぶり「オイショ」盛大 屋台輝き増す 浜松まつり2日目
浜松まつりは2日目の4日夕、参加各町が浜松市中区の中心街を練り歩く“合同練り”を4年ぶりに行った。御殿屋台は前日を上回る約60台が集結した。お囃子(はやし)の優美な調べが広がり、街中はまつり一色に染まった。
参加町ごとの多彩な法被姿の町衆がメインストリートの鍛冶町通りを埋め、和太鼓が地を鳴らし、ラッパの高音が空気を裂いた。勇ましい男衆をはじめ、まつり用の化粧を決めた女性、腕を組み笑顔の男女、両親に手をつながれ、興奮気味の子どもたち。練りの大集団は「オイショ、オイショ」のかけ声とともに大通りをゆっくりと進んだ。
日が沈むと、屋台の輝きが増した。お囃子の音は夜風に乗り、観光客でにぎわう沿道に風情を添えた。
まつり組織委員会によると、この日の人出は昼の凧(たこ)揚げ、夜の屋台などを合わせて延べ80万1千人。2日間では延べ155万8千人が来場した。最終日の5日は子ども凧揚げのほか、大河ドラマに出演中の俳優松本潤さんらが登場する「家康公騎馬武者行列」を行う。