ふくろい遠州の花火7月29日開催決定 4年ぶり、静岡県内最大級

 袋井市の夏の風物詩「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が7月29日午後7時半から、同市の原野谷川親水公園で開催されることが8日までに正式に決まった。新型コロナウイルス禍を乗り越え、静岡県内最大級の花火大会が4年ぶりに復活する。

2019年に開催された「ふくろい遠州の花火」の様子
2019年に開催された「ふくろい遠州の花火」の様子

 「全国から花火名人が再集結!ふくろい遠州の花火に再点火!」をテーマに、日本煙火芸術協会から選抜された10人を招いた。最高峰の競技会でも認められた技術を披露する。
 過去3年間はコロナ禍で安全対策が難しいなどとして開催を見送り、代替イベントを実施してきた。今年はプログラムを見直して開催時間を30分短縮する一方、3万人超の観覧席を設けるなど2019年以前とほぼ同規模で開催する。
 県内外から例年約40万人が訪れる有数のイベントで、国内屈指の名人たちが手がける花火を間近で鑑賞できることで知られる。大会会長を務める袋井商工会議所の豊田浩子会頭は「『お待たせしました』という言葉に尽きる。皆さんの夏の思い出になるような感動をお届けしたい」と語った。
 (袋井支局・仲瀬駿介)

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