浜松産グレープフルーツ使用 “夕日色のプリン” 弁天島名物に

 浜松市が生産量日本一を誇るグレープフルーツと、夕日スポットとして人気の西区舞阪町弁天島をアピールしようと、市内の地域おこし団体「どいーにはままつ」と弁天島のホテル「ジ・オーシャン」が協力して新スイーツ「弁天島プリン・夕焼けルビー」を開発した。新たな名物にすることを目指す。11日に市役所で発表した。

浜松産グレープフルーツを使ったプリンをお披露目する石川さん(右)と鈴木さん=浜松市役所
浜松産グレープフルーツを使ったプリンをお披露目する石川さん(右)と鈴木さん=浜松市役所

 浜北区で今春収穫されたスタールビー種のグレープフルーツを使い、夕焼けを思わせる赤い果実と果汁を煮詰めたソースをプリンに乗せて瓶詰めした。爽やかな果実の甘さと苦みが滑らかなプリンと好相性で、色合いが鮮やか。
 温暖で日照豊富な浜松で生産されるグレープフルーツは、輸入品と違い樹上完熟してから収穫するため甘く、首都圏で高級品として流通している。中区の会社員石川大輔さん(40)が昨年、仲間と同団体を結成して果汁のみのジュース「夕焼けルビー」を商品化すると、大きな反響があった。
 同ホテル支配人の鈴木洋充さん(57)がジュースの味や色の美しさに注目し、地元食材を使ったホテル名物「弁天島プリン」とのコラボを提案。試作を重ねて完成させた。鈴木さんは「ぜひ最高の夕日を見ながら食べてほしい」と呼びかけ、石川さんは「果実のおいしさを多くの人に知ってもらえるのでは」と期待する。
 税込み450円。同ホテルなどで扱っている。21日に舞阪町で開く「舞阪えんばい朝市」でも販売する。

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