充実した合宿環境に感謝 U-20女子サッカーベトナム代表 御殿場市長を訪問

 御殿場市の御殿場高原時之栖で強化合宿を行っているU-20女子サッカーベトナム代表の井尻明監督と選手らが16日、市役所に勝又正美市長を訪ね、6月3日に同国で開かれる「AFC U-20女子アジアカップ2024 2次予選」に向けて充実した練習が積めていることを報告した。

勝又市長にサイン入りユニホームなどを贈るチャム選手(中央)と井尻監督(右)=御殿場市役所
勝又市長にサイン入りユニホームなどを贈るチャム選手(中央)と井尻監督(右)=御殿場市役所

 井尻監督は2011年の東日本大震災の際、御殿場高原時之栖が受け入れたJFAアカデミー福島の監督業を務めていたことなど同市にゆかりが深い。「温かく迎えてもらい、澄んだ空気の中で活動ができている。東南アジアでは御殿場はサッカーどころとして注目されている」と話した。
 選手25人とスタッフ7人が18日まで滞在する。桐陽高、東海大などとの練習試合やJFAアカデミーとの合同練習をこなしているといい、ダオ・ティ・ホン・チャム選手(18)は「富士山が美しく、グラウンドがきれい。食べ物、人の対応もすばらしい。練習試合の相手も強い」と合宿環境の良さを笑顔で語った。
 チャム選手らからチーム選手のサイン入りユニホームなどを受け取った勝又市長は「国際交流、スポーツ推進など多彩な面で意義が大きい。富士山麓でよい思い出をつくり、大会でも頑張ってほしい」と述べた。

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